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2006/08/14

電子カルテ導入は…Σ( ̄ロ ̄lll)

世間ではお盆休みなんでしょうが、オイラの職場は『病院』であり、お盆休みはまったく無縁ですね~ヽ(τωヽ)ノ

今日は地域の診療所やクリニックは休診だったので、初診患者さんがたくさん来院されてました。






そんなお話しとはまったく関係ないのですが、昨日のニュースですが『電子カルテ』についての記事が掲載されていました。




公費59億 電子カルテ共有システム

26地域中「14」で休止…「審査不十分」総務省指摘

 経済産業省が約59億円を投入し、2001年度に全国26地域で導入した電子カルテ共有システムが十分に活用されないまま、14地域で休止していることが読売新聞の調査でわかった。

 翌年度以降、同省の支援がなかったことから、事業主体の医師会や病院が相次いで継続を断念した。行政評価を行った総務省は「事業を継続できるかについて事前に審査を行っていない」と指摘し、経産省に対し「今後は事業の効果を十分審査して採択すべきだ」と勧告した。

 病院や診療所をコンピューターで結び、患者の検査データや診療情報を電子カルテで共有するシステム。検査や投薬の重複を避けられるほか、主治医以外の医師の意見を聞く「セカンドオピニオン」がやりやすくなるなどのメリットがある。

 01年1~2月、モデル地域の公募があり、169地域のうち26地域が採択された。支援額は4500万~3億2000万円。電子カルテのソフト開発費、パソコンやサーバーのリース料などに充てられた。

 公募要領には「事業終了後も継続的に利用されるものであること」と明記されたが、読売新聞が調べた結果、14地域で休止していた。

 このうち、福岡市医師会は約1億8000万円の支援を受け、ネットワーク作りに取り組んだが、ソフト開発や患者の承諾に手間取り、01年度にシステムが動いたのはわずか3か月だった。年間維持費が2000万円にも上り、経産省に「02年度以降も維持費だけでも助成してほしい」と要望したが断られた。

 事業は総務省行政評価局による行政評価・監視の対象となり、同省は1月、休止が多い理由について〈1〉運営費を確保するのが困難〈2〉操作性が悪いなど実用に適さないシステム――と分析した。

 経産省医療・福祉機器産業室は「事業継続を期待したが、本来の目的は、電子カルテシステムの課題を探すことだったので、現状は把握していない」と説明している。

 電子カルテに詳しい吉原博幸・京都大医学部付属病院教授は「行政の見通しの甘さは明らかで、事実上、IT企業への支援事業で終わった。支援金頼みで、継続のための工夫もしなかった事業主体にも問題があった」と指摘している。

 事業を休止したのは次の地域。かっこ内は現在の自治体名。

 ▽宮城県仙台市・古川市(大崎市)▽横浜市▽神奈川県横須賀市▽山梨県富士吉田市▽岐阜市▽静岡市▽名古屋市▽三重県津市・久居市(津市)▽堺市▽大阪府豊中市▽神戸市▽岡山市▽福岡市▽沖縄県沖縄市・具志川市(うるま市)

(2006年8月13日  読売新聞)

オイラが今、働いている病院では「電子カルテ」は導入されていません。

でもね、6月まで働いていた病院では「電子カルテ」が導入されていました。

導入したタイミングは、まさに記事に掲載されている『補助金』をいただき、導入していました。






今回の記事の内容では、公費を投入したのにもかかわらず、電子カルテが稼動していないってことなんでしょうね。

う~ん、これってある程度は想像がつきましたよね。

『電子カルテシステム導入』といいながら「X線画像システム」だけほしい、とか「オーダリングシステム」だけほしいなんて医療機関もあったはずです。





でもさ、『電子カルテシステム』自体の問題は取り上げていない今回の記事。

この頃に発売されていた『電子カルテシステム』自体は、医療機関にとっては…、








高額なのに使いづらい!!

(((゜◇゜; )(;゜◇゜)))







現在、電子カルテを導入している医療機関のほとんどが、補助金対象期間後には、別のベンターにしたい…、なんて考えてると思いますよ。

こういう部分もきちんと調査して記事を掲載してほしいものですね。








あとさ、記事内で言われている…、

『病院や診療所をコンピューターで結び、患者の検査データや診療情報を電子カルテで共有するシステム。』

国は、このような医療連携システムが簡単にできると考えているのでしょうか??

ある特定の地域では実現できているかも知れませんが、全国のほとんどでこのようなシステム作りはできていませんよ。



って言うか、簡単にはできないでしょう??



各医療機関の努力でできるものじゃないし、医師会や行政、そして患者さんなど多くの方の協力が得られなくては実現できません。

それに、行政がそれぞれで検討し、別々のベンダーでシステム導入をしてしまえば、データの互換性がなく、データの共有はできません。

まぁ、PDFファイルとかにすればいいのかも知れないけどね…。





個別の医療機関に補助金を出すのではなく、国で決めた「電子カルテシステム」を作成し、すべての医療機関に配布すればいいんじゃない??

そうすれば、患者さんは「どの医療機関に行っても、自分の病歴が共有してもらえる」と思うんだよね~ヽ(τωヽ)ノ

オイラみたいな素人がこんなこと言ってゴメンナサイ…m(_ _)m

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コメント

タツミさん、コメントありがとです(^^♪

ベンダー側の貴重な意見、感謝しております。
『ITベンダーは結局、資金力のあるお客様に対して営業活動をするんですね。』
『病院』ってお金があるように見えるんですかぁぁぁ(((゜◇゜; )(;゜◇゜)))
基本的に「病院」は他の企業と違って、医療費の価格のほとんどは「国」によって決められています。
たしかにお金は動いているところだと思いますが、人件費や材料費などを差し引いて「黒字」な医療機関のほうが少ないはず。
ITベンダーの見ている「お金のあるお客様」は、やはり行政関連の医療機関かな??
確かにどんな形であれ『お金が動く』ということが「経済効果」だと思いますけどね。

導入検討がきちんとできない医療機関も悪いです。
病院側ももっと勉強しなくちゃいけないと痛感しています。

でも、ITベンダー側は、医療機関が使えないと感じている製品を、『よく見える』ようにプレゼンして、購入してもらえばOKって思っているんですか??
それは企業の生き残りのためだから…、という理由で。
医療従事者は、患者さんが元気になってもらうために何ができるか…、と真剣に考えて24時間交代して勤務しています。そしてスッゴク期待しているんですよ、「電子カルテ」に…。
けどね、電子カルテが『魔法の道具』だとは思っていません。
より使いやすい「電子カルテ」があることで、情報の共有や安全性を高め、効率よく仕事ができる可能性がある、などなど本当に期待しています。

だからお互いに知恵を出し合って、より良い電子カルテシステムを作り上げて行きたいものですね。

これからも遠慮なくコメントしてくださいね(^^♪
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

投稿: きくきく | 2006/08/20 21:55

はじめまして!大変興味深く読ませて頂きました。

私はITベンダーに勤務してますので、ITベンダーの立場のコメントをしますと、ITベンダーは結局、資金力のあるお客様に対して営業活動をするんですね。例えば高級外車のディーラーは、軽自動車しか購入履歴のない人に営業したりしませんよね。それと同じ理屈で、購入余力のある企業・病院等に営業活動をします。そして、資金力のあるお客様は、得てしてよく検討せずに導入を決めるんですね。お金に困ってないというのもあるし、トップにアプローチできるので、「絵に描いた餅」式の提案書とプレゼンテーションを見て気に入ってしまう、というのもあります。

実際に働いていらっしゃる方はもちろん大変だと思うんですけど、それはそれで、ITベンダー側も購入側も仕方のないことだと思うんですね。普通の経済活動だと思います。自分のお金で無駄遣いしてる限りは。

ただ、「補助金」という公金がつぎ込まれると話は別だと思います。これがなければ電子カルテを導入する病院も少なかった、ひいては程度の低い電子カルテシステムが売れることもなかった、と考えると、もちろん、「電子カルテ」という仕組を普及させるための呼び水として補助金が必要であると理解した上で、補助金が使われる対象への検証が足りないのが問題なのかなと思います。

IT業界は、こういうお金で生き延びているところが多いんですよね。

投稿: タツミ | 2006/08/19 10:27

ijikachoさん、コメントありがとです(^^♪

『ただ単に電子カルテを補助金目当てに導入した単独の病院とは若干、趣が違うと思います。』
うっ…、心が痛いですね…Σ( ̄ロ ̄lll)
以前、働いていた病院は「まさに補助金目当て」でした。

『病院が電子カルテを受け入れることができる体制にあるかよく見極めてから、導入すべきと思います。』
いやいや、ホントそのとおりですね。
今回のタイミングで導入した病院のほとんどは検討されていなかったように感じますよね。

『先ずは、職員のPC教育からはじめるべきだとijikachoは思っています。』
これもホント大事です!!
っていうか「真髄」くらいかも知れません。
電子カルテを一生懸命に頑張っている「北陸のI先生」の講演会でも、こういった部分をいつも触れていますよね。

いろいろと自分自身の活動内容の反省も含めた今回の記事やコメント…、もう一度きちんと「足元」を見つめなおしたいと思います(>Д<)ゝ”

投稿: きくきく | 2006/08/16 19:48

でびっこさん、コメントありがとです(^^♪

『ベンダー側にも医療機関側にも問題があると思っています。』
まさにそのとおりでございます…Σ( ̄ロ ̄lll)
特に的を得ているのは…、

『導入する病院側も、運営改善の1ツールとしての電カルなのに、おもちゃみたいにこんなこともあんなこともできる、と舞い上がってしまって、本来的な運用改善はそっちのけになりがちです。』
やっぱ電子カルテ導入時に、しっかりと検討ができていない病院でシステムが稼動していないんだと思います。
導入後でも、コツコツと改善している病院では、なんとか稼動していますね。

オイラが今、働いている病院は数年後に『電子カルテ』を導入すると思います。
きちんと、いろいろなことを検討していきたいと思っております(>Д<)ゝ”

投稿: きくきく | 2006/08/16 19:28

今回の報道は電子カルテを含めた地域医療情報ネットワークに関してのものだと思います。

ただ単に電子カルテを補助金目当てに導入した単独の病院とは若干、趣が違うと思います。

この、病院単独で電子カルテを導入した病院のその後の状況についても調査して欲しいところです。

ある東北の公的病院の人から聴いた話では、「F社の電子カルテを導入したものの使い物にならないので使ってない。」って言われたときは愕然としたのを覚えています。

F社の電子カルテが使い物にならないのは有名な話ですが、それをろくに検証もせずに何十億も投資して、導入した挙げ句に使われないのでは、税金の無駄遣いも甚だしいです。

このケースは明らかに何の検討もせずに電子カルテを導入した病院側に問題があります。

病院が電子カルテを受け入れることができる体制にあるかよく見極めてから、導入すべきと思います。

先ずは、職員のPC教育からはじめるべきだとijikachoは思っています。

平行して、導入する体制(医療情報担当者をおくとか)の構築が必要かと。。。

ベンダーのいいなりになる(癒着する)のは、いい加減、辞めにしましょう!!
 →公立病院さん!!

P.S.長文失礼しました。

投稿: ijikacho | 2006/08/16 09:24

でびっこは、ベンダー側にも医療機関側にも問題があると思っています。ベンダー側は大手メーカーの独占状態で、我が物顔。稼動時に問題続出なのは当然のことのはずなのに、不具合のリスクはすべて医療機関が負わねばなりません(という契約にさせられていることがほとんど)。

また、導入する病院側も、運営改善の1ツールとしての電カルなのに、おもちゃみたいにこんなこともあんなこともできる、と舞い上がってしまって、本来的な運用改善はそっちのけになりがちです。

業界の競争原理をもっと効率的に機能させること、病院側が積極的に働きかけることが重要だと思っています。

投稿: でびっこ | 2006/08/16 08:11

tisaneさん、コメントありがとです(^^♪

電子カルテのメリットがきちんと生かせるようになっていれば、導入する病院は絶対に増えるはずなのです。

でもさ、「導入したけど稼動できない」というのは、病院のせい??みたいな記事になっているのが印象的です。

なぜ導入しても稼動できないのか、なんてことを真剣に考えてほしいものですね。
パソコンをまったく操作したことのない医療従事者はたくさんいますし、医療従事者はすべてが「天才」ではないのです。
極端に言うと、「患者さんでも操作できるくらい『簡単な電子カルテ』」になっていないと、全国には普及しないでしょうね。

そうしないと、医療従事者の負担だけが増えて、お金は電子カルテのベンダーさんに吸い取られるだけとなってしまうかもね…ヽ(τωヽ)ノ

投稿: きくきく | 2006/08/15 19:44

hanaさん、コメントありがとです(^^♪

電子カルテって現場での評判が悪いモノが多いですよね。
でもさ、全部が悪いとは思っていないけど、「いいところ」のほうが少ないですよね。

現場で使いやすいシステム作り
患者にやさしいシステム作り

こんなことはベンダーの方々って、絶対に考えていないと思いますよね。(言いすぎですね。ゴメンナサイm(_ _)m)
今回の公費、病院のムダ使いみたいな記事でしたが、結局のところお金の納まったところは

「電子カルテメーカー」ですから…ヽ(τωヽ)ノ

ある意味、病院だって被害者…(((゜◇゜; )(;゜◇゜)))

投稿: きくきく | 2006/08/15 19:37

まったく、同感
使う私たちに負担・・・もったいない!

昔、HIVのケースマネージャーから、電子カルテのおかげで、薬を忘れて出張に行った患者さんが、出張先でも処方箋を出してもらえた、というのを聞いたことがあります。

患者に便利、私たちに優しいシステムになってほしいですね

投稿: tisane | 2006/08/15 01:27

この記事読んで私もびっくりです!!!
でも・・・わかる気がしますよね。。。

だって
臨床で働くスタッフのほとんどが
ほんと新しいシステム使いずらいっていいますもんね~。。。
看護師だってノートPCをカートにつんだりして業務してますが
結局はpaperも併用してるし。。。
PCだけに入力したりするとかだけじゃー
全然不十分だってことですもん.

ほんとはこんな大金使って急いで導入しないで
その前に
しっかり分析して電子カルテシステムを作るべきだったんでしょうが。。。

今後はもっと慎重にしっかりタスク分析すべきでしょうね。。。
そうしないと
「どういうモノが医療職者らに便利なのか,使いやすいのか」
「何が医療職者にとって使いづらいのか」とか解からないし
改善すべき点も不明確なままでしょうね...

私もここ数年前から
コレはうまくいくだろうか。。。と不安でした.

「焦ってこんなに電子システムを導入しちゃっていいの?」
「現場のスタッフが全然ついていってないんじゃ?」
「インターフェイスが悪いんじゃ?」

そういう不安がちょっと当たってたのかな?
宝くじは当たってほしいですが
こういうのは当たってほしくないけど・・・(涙

投稿: hana | 2006/08/15 00:13

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