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2007/08/30

薬の価格はどう影響する??

今日はどんよりしたお天気でしたね~ヽ(τωヽ)ノ

夏の日差しは一気になくなってしまった感じですね・・・Σ( ̄ロ ̄lll)

そんな日ですが、気持ちはスッキリしていたいものですね。

今日、取り上げる記事は、今後の展開に興味を持った話題です。



新薬高く、特許切れは安く 業界提案、再編の可能性

日本製薬団体連合会(日薬連)が、年度末の薬価改定へ向け制度の見直しを求めている。新薬に従来より高い価格を認め、特許が切れたら大幅に値下げする提案だ。研究開発費が豊富な大手には有利だが、特許切れの既存薬に依存する中堅・中小には厳しい内容で、業界再編・淘汰(とうた)が促される可能性がある。

 「製薬は日本の経済成長を支えるリーディング産業のひとつ。魅力ある市場の構築が必要だ」。日薬連の森田清会長(第一三共会長)は今月、中央社会保険医療協議会の薬価専門部会でこう述べ、制度見直しを提案した。日薬連の意向が反映される可能性が高く、早ければ08年度にも、より高い値付けを新薬に認める新制度へ移行する。

 提案の背景にあるのは製薬大手の焦りだ。05年の世界の医薬市場は約67兆円。10年で2倍になったが、うち日本市場のシェアは21%から10%に縮小。日本勢は米国に次ぐ世界2位の市場を基盤にしながら、最大手の武田薬品工業でも売上高では世界17位だ。

 このところ医療費抑制で1年おきに薬価が引き下げられ、新薬の価格も抑制されている。安価で成分が同じ「後発品」の利用も拡大している。

 欧米大手は新薬開発に巨額を投じて攻勢を強める。国内製薬会社の研究開発費は武田薬品、アステラス製薬、第一三共、エーザイの大手4社で約6割を占めるが、それでも大型新薬の開発には苦戦している。森田会長は「新薬に高い薬価をつけて研究開発費の回収と再投資を速めなければ、欧米大手と渡り合えない」と危機感を募らせる。

 業界内には異論もある。人材や資金に限りがある中堅、中小は、特許切れ薬が頼りなのが実情だ。関西のある中堅製薬は新薬を数年に一つ発売してきたが、売り上げの半分は特許切れ薬で「新制度になると、中堅の経営は厳しい」と幹部。

 事情は大手の一部も同じだ。特許切れ薬の割合は塩野義製薬で約4割、小野薬品工業では約7割弱に達し、「大手上位4社以外はすべて収益が悪化する」との見方もある。ただ、大手4社の強い意向や自社の新薬に高い価格がつけられる期待もあり、見直しに強くは反対しづらい空気だ。

 みずほ証券の田中洋シニアアナリストは「新制度は、各社に新薬メーカーとして続けるかどうか締め切りを設けるようなもの。新薬を出せる規模に向けての再編機運が高まる」と予測する。

(朝日新聞 2007年08月30日)

今の医療を展開していく上で必要不可欠な「薬」ですが、いろんな視点で考えられています。

今回の記事では、特に「価格」についてフォーカスされていますね。

新薬と後発薬(ジェネリック)の取り扱い・・・。

ここ数年で情勢はかなり変わってきました。

新薬を中心に取り扱っている製薬会社にも危機感が出てきているのでしょう。

新薬開発にかかった研究費確保に対する「特許」の部分をどれだけ評価してもらえるのか。

だからと言って、ジェネリックの価格を安く設定しすぎると、製薬会社自体が破綻してしまう可能性も・・・。

患者さんの立場としては、価格は安いに越したことはありません。

ただ、安くなった分「製品の質が落ちた」「効果が感じられない」などの声が上がってもいけません。

「必要な部分にはお金をかける」

こういった考え方は、国民は理解してくれると思います。

ムダにお金を使うということだけは辞めてもらいたいと思いますよね(^_-)-☆

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